結婚後数年は育児をしながら安い賃貸物件に住んでいました。
子どもが増え、大きくなるにつれてマイホーム購入を考えるようになりました。賃貸は気楽とはいえ隣同士や上下階の関係から気を使うことも多く、特に子どもが活発になる幼稚園生ころからは早く引っ越したいと思うようになりました。できるだけのびのびと育てたかったので、庭のある一戸建ての家にしたいと思いましたが、土地購入から新築となると費用的にきついので、建売に絞って探しました。
不動産も何件か訪ね、相談をするうちに親身になった良い物件を案内してくれる担当者に巡り合うものです。立地や間取り、価格といったものの相場観も身についてきて、希望を絞り込みやすくなります。
それまで住んでいた地区から遠く離れすぎないほうが買い物や通学通勤などの条件も分かっているので良いと思いました。家の条件としてはよそに駐車場を借りなくて済むように敷地内に車庫があること、庭もそこそこ広いこと、建物については2階建てで日当たりが良いこと、子どもも大きくなっていくので部屋数が多いこと、トイレは2つあることなどを考えました。
物件を見て回る中で、日当たりだけではなく風通しのための窓の位置や大きさも大切だと思いました。また、住まい探しを始めたころは相場が高くしばらくは厳しいかと思っていましたが、数年でかなり全体の価格が下がってきたので購入に踏み切りました。
住宅ローンについても不動産の方がいろいろとアドバイスをしてくれ、どの金融機関を使うかなど決めていきました。ただ後になって残念だったのが、ローンの長さです。長期固定金利が安心かと思ったのですが、数年後に金利がもう少し下がったので、短期の更新や変動金利にしておいても良かったかと思いました。
また、少しでもローンの返済を早めたいと何度か繰り上げ返済もしましたが、それよりもローン契約者である世帯主に万一のことがあった場合の保険に加入しておけば良かったと心配にもなりました。まだローン返済中ですが、子どもたちの生活を考えると、戸建てのマイホームを購入して良かったと思います。
上下階との騒音トラブルに悩むことなく、親戚や友達などを呼んで賑やかに過ごすことができ、育児にも良い影響があると思います。また、今後老後を考えた時にもマイホームならではで改築やゆくゆく売って住み替えることも可能です。